AION2が10月5日22時に正式サービスを開始し、開始からわずか2時間でアクティブプレイヤー数40万人を突破した。Steam版の同時接続はピークで374,098人(SteamDB調べ)。基本プレイ無料のMMORPGだ。
一方で月額制も動いている。FF14は8月5日にSwitch 2版の配信を開始し、ドラクエ10は6月25日にバージョン8『時空の迷い子たち』を発売、インストール不要のブラウザ版も始まった。10月の知恵袋には「AION2とFF14どちらが良いか」「Switch2版FF14とドラクエ10どちらを始めるべきか」という相談が並んでいる。
答えは1つに定まらない。月額、誰と遊ぶか、機種。条件がひとつ変われば、選ぶべきタイトルも変わる。立場ごとの判断を、公式データだけで整理する。
基本情報
| 項目 | AION2 | FF14 | ドラクエ10 |
|---|---|---|---|
| 運営 | NC Japan | スクウェア・エニックス | スクウェア・エニックス |
| 料金体系 | 基本プレイ無料(ショップ課金あり) | 月額制 | 月額制 |
| 30日の料金 | 0円 | エントリー1,408円/スタンダード1,628円(税込) | 3キャラ1,200円〜5キャラ1,500円(税込) |
| 無料のお試し | 全編無料でプレイ可 | フリートライアル:レベル80まで期間無制限 | 無料体験版/ブラウザ版は初回72時間無料 |
| 機種 | PC(Steam/Purple) | PS5/PS4/Xbox Series X|S/Switch2/Windows/Mac | Windows/PS4/Switch/ブラウザ |
| 最新の状態 | 10月5日 正式サービス開始 | パッチ7.5xシリーズ公開中 | バージョン8『時空の迷い子たち』(6月25日) |
FF14のエントリーコースは1ワールドあたり1キャラクター、スタンダードは8キャラクターを作成できる。ドラクエ10は月額がキャラクター数で変わる仕組みで、3キャラコースの1,200円は月額制MMOとして低めだ。

2026年、3本のMMOが動いた順番
- 6月25日: ドラクエ10がバージョン8『時空の迷い子たち』を発売。オールインワンパッケージversion1-8も同時発売
- 8月5日: FF14のSwitch 2版が配信開始。フリートライアルも提供された
- 9月30日: AION2がファウンダーズパック購入者向けに先行アクセスを開始
- 10月5日22時: AION2正式サービス開始。1時間で同時接続30万人を突破
- 10月6日: 開始2時間でアクティブプレイヤー40万人突破を公式発表。全プレイヤーに記念アイテム配布
出だしの勢いではAION2が別格だ。ただし「積み上げ」では差がある。FF14は13年目、ドラクエ10も14年目で、コンテンツの蓄積は新作の規模をはるかに超える。AION2は前作『The Tower of AION』から200年後が舞台で、マップは前作の36倍と公式が発表している。

論点1:無料で届く「範囲」はFF14。最初の1か月の設計が変わる
「まず無料で試したい」なら3本とも可能だが、無料の範囲が違う。
FF14のフリートライアルは、レベル80までを期間の制限なしで遊べる。対象は新生エオルゼア、蒼天のイシュガルド、紅蓮のリベレーター、漆黒のヴィランズの4編。ストーリーの「量」はMMOの無料体験の中でも突出していて、月額を払うかどうかの判断を数十時間プレイした後に持ち込める。主要機種すべてで体験できる点も大きい。
ドラクエ10は無料体験版に加え、ブラウザ版の初回72時間無料がある。インストールが不要なので、MMO未経験者が雰囲気を確かめる段階では3本で最もハードルが低い。
AION2は基本プレイ無料で全編が遊べる。ただしショップでの課金要素があり、「無料のまま終盤まで快適か」は課金設計への信頼に依存する。開始記念のアイテム配布はあるものの、長期的な課金の影響はこれから見えてくる段階だ。
整理すると、無料のまま届く範囲はFF14、最初のハードルの低さはドラクエ10、全編無料はAION2。どれを優先するかで、最初の1か月の過ごし方が変わる。
論点2:月額か無料かは、ダンジョンの空気をどう選ぶかの問題
AION2の正式サービス開始後、ダンジョンで挨拶なしに突入する「無言即凸」がXで話題になった。FF14プレイヤーからは「国産だったブルプロもAION2みたいにダンジョン無言即凸だった」「F2Pなんだから嫌なら辞めろ」といった投稿が並ぶ一方、AION2側では「オート消化が主流のゲームに旧来のマナーを求めるほうが窮屈だ」という反論もあり、10月に入っても決着していない。
この論争は、料金構造の違いとして読み直せる。月額制のFF14とドラクエ10は「払い続ける人」だけで世界が構成される。継続期間の長いプレイヤーの比率が高まり、挨拶や事前告知といった慣習が10年単位で蓄積してきた。基本無料のAION2は人口の裾野を一気に広げた半面、初心者とベテランが同じダンジョンに高頻度で流れ込み、マナーが統一される前に無言の突入が目立ちやすい。
空気が整った環境で長く遊びたいなら月額制、文化が形になる前の荒削りな時期を体験したいならAION2だ。10月5日に始めたプレイヤーは、MMOの慣習が1から組み上がる現場に立っている。この体験を価値と捉えるかで、選ぶべき側は変わる。
論点3:人口は「多さ」ではなく「誰が多いか」で決める
知恵袋には「いまだにMMOといえばFF14ですか。自分の入るサーバーのせいか、街でも人が全然いないです」という質問が投稿された。13年目のタイトルでは、最新パッチ(7.51)の公開から時間が経つほど街の人口は薄く感じられる。長期運営MMOに共通する挙動で、人口の消失とは別の現象だ。実際のFF14は8月のSwitch 2版配信開始で、新しい機種からの流入入口を増やしている。
AION2は正反対だ。開始2時間での40万人が示すのは「全員が新規」が続いていることだ。誰もが手探りなので初心者と上級者の隔たりが生まれにくく、公式が告知で使った「ソロでも遊べる」という設計と相まって、1人で始める心理的なハードルは3本で最も低い。半面、質問すれば詳しい人が答えてくれる文化はまだ育っていない。
ドラクエ10は家族層の実績が長く、バージョン8の発売で新章へ進んだタイミングでもあるため、復帰組と新規が混在しやすい。
- 全員が初心者の今の熱を体験したい:AION2
- 古参に質問できる環境で長く遊びたい:FF14
- 家族や既存勢に合わせて堅実に始めたい:ドラクエ10
論点4:判断を先に決めるのは、機種のほうだ
「どれが面白いか」を比べる前に、環境で候補が絞られるケースは多い。
AION2のプラットフォームはPC(Steam、Purple)のみで、コンソールでもMacでも遊べない。FF14はPS5、PS4、Xbox Series X|S、Switch2、Windows、Macと主要機種をほぼ網羅する。ドラクエ10はWindows、PS4、Switchに加えてブラウザ版があり、機種変更にも柔軟だ。

「寝っ転がってSwitch2で」「休み時間にブラウザで」という条件が最初に来るなら、AION2は候補から外れる。逆にゲーミングPCがあるなら3本すべてが候補になる。「どれが一番か」を語る前に、自分の環境で遊べるタイトルはすでに1〜2本へ絞られている。選ぶ工程の最初は、面白さの比較ではなく環境の確認だ。
X(旧Twitter)での反応
10月のXではFF14復帰組のAION2流入が目立ち、「MMOならFF14」と棲み分けを語る投稿も並ぶ。比較そのものがひとつの流れだ。
FF14に復帰したばかりの投稿者が、そのままAION2へ移る流れを作った1本。
「MMOならFF14」と好みで分ける、棲み分け派の代表格。
FF14の操作感をAION2側で再現する設定が273いいねを集めた。操作の知見はタイトルをまたいで共有されている。
「誰と遊ぶか」で始めるタイトルが決まる実例。誘いの有無が条件になっている。
序盤の退屈さを両タイトルで比べる視点。新作にも旧作にも残る課題だ。
無言即凸論争で、F2Pの文化を擁護する側の投稿。
FF14側の不満としてキャラクタークリエイトの細かさが挙がっている。月額制にも改善要望はある。
配信者の「避難」ネタ。タイトル間の移動が珍しくない時期だ。
いま選ぶなら:立場別チェックリスト
:::check 状況から探す
- 月額を払いたくない:AION2(基本プレイ無料)
- 無料で長編ストーリーを味わいたい:FF14フリートライアル(レベル80まで・期間無制限)
- インストールなしですぐ触りたい:ドラクエ10ブラウザ版(初回72時間無料)
- Switch2で寝っ転がりながら遊びたい:FF14(8月5日配信開始)かドラクエ10
- 対人戦が主目的:AION2(天族vs魔族がシステムの軸)
- 1人で始めたい:ハードルが最も低いのはAION2
- 友達と始めたい:先に機種を揃える。PC勢なら3本すべてが候補
:::
よくある質問
QAION2は最後まで無料で遊べますか?
基本プレイは無料です。利便性アイテムなどのショップ課金があるため、快適さを買うかどうかはプレイスタイル次第です。
QFF14は月額なしでどこまで遊べますか?
フリートライアルでレベル80まで、新生エオルゼアから漆黒のヴィランズまでの4編を期間の制限なく遊べます。一部の機能には制限があります。
Qドラクエ10はブラウザだけで遊び続けられますか?
ブラウザ版は正式サービスとして提供されています。初めてプレイする場合は3日間(72時間)無料です。
Q過疎っているのはどれですか?
公開数値では、AION2が10月6日時点でアクティブ40万人、FF14はパッチ7.51公開中の13年目、ドラクエ10はバージョン8発売後です。総数より「自分が遊ぶ時間帯に誰がいるか」で判断するほうが実態に合います。
Q友達と始めたいのですが、先に何を揃えるべきですか?
機種です。AION2はPC限定なので、コンソール勢がいるならFF14かドラクエ10になります。FF14のSwitch2版とドラクエ10のブラウザ版は環境を揃えやすい選択肢です。
まとめ:今日始めるなら、この1行
| あなたの状況 | 第一候補 |
|---|---|
| 月額は払いたくない | AION2 |
| 無料で長編を味わい尽くしたい | FF14フリートライアル |
| 今すぐ手軽に触りたい | ドラクエ10ブラウザ版 |
| Switch2で遊びたい | FF14かドラクエ10 |
MMORPGの選択は、面白さの優劣ランキングではない。料金・人口・機種のどれを先に置くかで、今日始めるべきタイトルは変わる。AION2の慣習は固まりつつある段階で、荒削りな時期の空気を体験したいなら判断は早いほうがいい。月額制の2本は、次の拡張や新章に合わせて始めるのも選択肢だ。
出典・参照
- Game*Spark「基本無料オープンワールドMMORPG『AION 2』正式サービス開始2時間でアクティブプレイヤー数40万人突破」https://www.gamespark.jp/article/2026/10/06/173197.html
- Game*Spark「ソロでも遊べる天族vs魔族の基本無料オープンワールドMMORPG『AION 2』先行アクセス開始」https://www.gamespark.jp/article/2026/10/01/172986.html
- FINAL FANTASY XIV 商品情報 https://jp.finalfantasyxiv.com/product/
- ファイナルファンタジーXIV フリートライアル https://www.finalfantasyxiv.com/freetrial/
- Nintendo トピックス「『ファイナルファンタジーXIV』Nintendo Switch 2で配信中」(2026年8月5日)https://www.nintendo.com/jp/topics/article/450a3a8b-ca0c-41e2-b09b-7252c1611f3b
- 『ドラゴンクエストX オンライン』利用料金 https://www.dqx.jp/start_game/price/
- 冒険者の広場「『ドラゴンクエストX 時空の迷い子たち オンライン』発売中!」https://hiroba.dqx.jp/sc/topics/detail/a19883fca95d0e5ec7ee6c94c6c32028/
- ドラクエ・パラダイス(スクウェア・エニックス)「ブラウザ版『ドラゴンクエストX オンライン』正式サービス開始。初めてDQXをプレイする方は3日間(72時間)無料!」https://www.dragonquest.jp/news/detail/3196/
- ゲームWatch「『FFXIV』パッチ7.45を3月3日に実装。『商客物語』が登場」https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/2088917.html
- Gamebiz「スクエニ、『FF XIV』最新アップデート・パッチ7.51を公開」https://gamebiz.jp/news/427048
- AION2公式サイト http://aion2.ncsoft.jp/ja/


